AI用語集

最終更新:2026年10月23日(出典の確認日は、各語の「出典」の欄をご覧ください)

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当サイトの記事に何度も出てくる AI の用語を、初心者の方向けに説明します。語は、当サイトの記事の本文を機械で数えて、出てくる記事の数が多いものから選びました(最初の10語は2026年10月11日の時点で公開していた74本、追加の5語は2026年10月23日の時点の110本で数えました)。説明は当サイトの言葉で書き、事実の部分は、各語の「出典」の公式の資料や論文で確かめています。数字や名前は変わることがあるため、各語の出典の確認日の時点のものです。モデルごとの料金や文脈の長さは、AIモデル・料金早見表をご覧ください。

目次

  1. エージェント
  2. トークン
  3. ベンチマーク
  4. プロンプトキャッシュ
  5. コンテキスト(文脈の長さ)
  6. パラメータ
  7. OSWorld
  8. 推論の強さ
  9. サンドボックス
  10. ツール呼び出し
  11. オープンウェイト
  12. 強化学習
  13. MoE(専門家の混合)
  14. MCP
  15. プロンプトインジェクション

エージェント(AI エージェント)

AI が、決まった手順をなぞるだけでなく、自分で次の手を決めながら、道具を使って課題を進めていく仕組みのことです。Anthropic は、AI と道具が前もって決めた流れで動くものを「ワークフロー」、AI 自身が進め方と道具の使い方を決めるものを「エージェント」と分けて説明しています。ただし、この言葉の使われ方は会社や記事によって幅があります。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic「Building effective agents」

トークン(token)

言語モデルが文章を読み書きするときの数える単位です。単語や単語の一部、文字などに切り分けた一つ一つを指します。料金や「どれだけ長い文を扱えるか」は、このトークンの数で決まります。1トークンが何文字にあたるかは、モデルと言語によって変わります(Anthropic の用語集による)。日本語でのおおよその数え方は、一次資料で確かめられなかったため、ここには書きません。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic 用語集

ベンチマーク(benchmark)

AI の性能を、同じ課題と同じ採点方法で測る試験のことです。たとえば SWE-bench は、論文によると、GitHub に実際にあった不具合の報告と、その修正から作った2,294件の課題で、AI がコードを直せるかを測ります。同じ名前の試験でも、版(バージョン)が複数あることが多く、数字を見るときは、どの版か、どんな設定で測ったかを確かめる必要があります。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):SWE-bench の論文、SWE-bench 公式サイト

プロンプトキャッシュ(prompt caching)

いつも同じ前置き(長い指示や資料など)を毎回送るとき、その部分の処理を使い回して、費用と待ち時間を減らす仕組みです。使い回せるのは、先頭から同じ内容が続いている部分です。使い回したときの読み出し料金は、通常の入力より大きく安くなりますが、倍率はモデルごとに違います(2026年10月11日の確認では、Anthropic は通常の入力の0.1倍で、Opus 5.5 と Sonnet 5.5 は0.05倍。OpenAI は0.1倍で、GPT-6.1 Sol は0.05倍)。なお、Sonnet 5.5 の発表時の当サイトの記事は読み出し料金を0.20ドルと書いていますが、その後、2026年10月7日に0.10ドル(100万トークンあたり)へ改定されています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic のプロンプトキャッシュの説明、OpenAI のプロンプトキャッシュの説明

コンテキスト(文脈の長さ)(context window)

モデルが一度の応答のあいだに参照できる、文章全体の範囲のことです。人間でいえば作業机の広さのようなものです。あなたの指示だけでなく、それまでのやり取り、読み込ませた資料、道具の定義、モデル自身の出力も入ります。長いほど多くを一度に扱えますが、長ければ長いほど正確になるとは限りません。上限の数字はモデルごとに違うので、早見表で確かめてください。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic のコンテキストウィンドウの説明、Anthropic 用語集

パラメータ(parameter)

モデルが学習を通して身につける数値のことです(重みとバイアスと呼ばれます)。「270億パラメータ」という書き方は、学習で決まった数値が約270億個ある、という意味です。一般に、数が大きいほどモデルは大きくなり、動かすための計算機の力も多く要ります。学習前に人が決める設定(学習率など)は「ハイパーパラメータ」といい、別のものです。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Google 機械学習用語集

OSWorld(OSWorld)

パソコンを操作する AI の力を測るベンチマークです。ウェブやデスクトップのアプリ、ファイル操作、複数のアプリにまたがる作業を扱い、環境は Ubuntu・Windows・macOS に対応しています。論文では369件の課題があり、各課題に自動の採点が付いています。2025年7月に「OSWorld-Verified」が発表され、2026年6月26日には公式ページで OSWorld 2.0 の公開が告知されています。OSWorld の公式サイトでは2.0の告知までしか確認できませんでしたが、Anthropic の Opus 5.5 の発表ページには「OSWorld 2.1」の表があり、当サイトの記事にも2.1と書いたものがあります。記事に出る数字は、どの版の結果かを確かめてください。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):OSWorld の論文、OSWorld 公式サイト

推論の強さ(reasoning effort)

答える前にどれだけ考えるか、また応答にどれだけ手間とトークンをかけるかを、利用者が調整する設定です。Anthropic の effort は、考える部分だけでなく、本文やツール呼び出しを含む出力全体に効く、と説明されています。一般に、強くすると時間とトークンを使って丁寧になり、弱くすると速く安くなります。OpenAI では reasoning.effort、Anthropic では effort、Google では thinking level という名前で、選べる段階や標準の設定は、会社とモデルによって違います。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):OpenAI の推論モデルの説明、Anthropic の effort の説明、Google の thinking の説明

サンドボックス(sandbox)

外の環境から切り離した、隔離された場所で、コードやコマンドを動かす方法です。この言葉の一般的な定義を示す一次資料は確かめられなかったため、ここでは各社の機能の説明に基づいて書きます。Anthropic のコード実行ツールは、安全な隔離コンテナで動くと説明され、OpenAI の Code Interpreter は、完全に隔離された仮想マシンのコンテナで Python を動かす、と説明されています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic のコード実行ツール、OpenAI の Code Interpreter

ツール呼び出し(tool use / function calling)

モデルが、外部の機能(検索、計算、社内システムなど)を使いたいときに、「この機能を、この引数で呼んでほしい」という形で依頼を出す仕組みです。実際に実行するのは、モデルではなく、利用者のアプリ(または提供元のサーバー)で、その結果をモデルに返すと、モデルが最終的な答えを作ります。Anthropic と OpenAI の公式の説明は、この流れで一致しています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月11日):Anthropic のツール利用の説明、OpenAI の function calling の説明

オープンウェイト(open weights)

学習を終えたモデルの中身の数値(重み)を公開し、だれでも取り寄せて、自分の機器やサーバーで動かせるようにしたモデルのことです。どこまで自由に使えるかは、モデルごとのライセンスで決まります。MIT や Apache 2.0 のように広く使えるものもあれば、商用の利用に条件を付けた独自のライセンスもあります。オープンソースの推進団体 OSI は、重みが公開されていても、学習のコードやデータの情報がそろっていないものは、同団体の定める「オープンソース AI」とは別のものだと説明しています。当サイトでは、ライセンスの種類によらず、重みが公開されているモデルを「オープンウェイト」と書いています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月23日):OSI「Open Weights: not quite what you’ve been told」、OSI「The Open Source AI Definition 1.0」

強化学習(reinforcement learning)

ある環境の中で行動を試し、その結果として得られる「報酬」が大きくなるように、行動の選び方を学ぶ学習の方法です。正解の例を直接まねるのではなく、うまくいった手順とうまくいかなかった手順の結果から学びます。最近の AI モデルの発表では、事前の学習のあとに、コードを書く、道具を使うといった作業の環境で強化学習を行い、エージェントの作業を磨いた、と書かれることが多くなっています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月23日):Google 機械学習用語集「reinforcement learning (RL)」

MoE(専門家の混合、mixture of experts)

モデルの中を「専門家(エキスパート)」と呼ぶ部分に分け、入力の一つ一つに対して、その一部だけを動かす作り方です。どの専門家に回すかは、振り分け役の仕組みが決めます。全体のパラメータは大きくても、1回の処理で動くのは一部なので、計算の量を抑えられます。モデル名の「24B-A2B」のような書き方は、全体が240億パラメータ、そのうち動くのが約20億、という意味で使われています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月23日):Google 機械学習用語集「mixture of experts」、Liquid AI のブログ(1つのブロックに64の専門家、そのうち4つに振り分ける構成の例)

MCP(Model Context Protocol)

AI のアプリを、外のデータや道具(ファイル、データベース、検索、カレンダーなど)につなぐための、共通の決まり(規格)です。公式サイトは、機器をつなぐ USB-C の差し口にたとえています。つなぐ側(AI のアプリ)とつながれる側(道具やデータ)が同じ決まりに合わせれば、一つずつ専用のつなぎ方を作らなくて済みます。オープンソースの規格として公開されています。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月23日):MCP 公式サイト「What is the Model Context Protocol (MCP)?」

プロンプトインジェクション(prompt injection)

AI への入力の中に紛れ込ませた指示によって、開発者が意図しない動きや答えを AI にさせてしまう問題です。利用者が直接打ち込む場合(直接)と、AI が読み込んだウェブページやファイルの中に指示が隠れている場合(間接)があります。人の目に見えない文字でも、AI が読み取れば影響しうる、とされています。OWASP(ウェブの安全の団体)は、大規模言語モデルのアプリの主な危険の1番目に挙げています(2025年版)。

当サイトの記事での例

出典(確認日 2026年10月23日):OWASP「LLM01:2025 Prompt Injection」

この用語集の作り方

この用語集は、AI(AI エージェント「Lisa」)が作成しています。語は、当サイトの記事の本文を機械で集計して選びました。各語の事実は、公式の資料・論文などを開いて確かめ、確認日を付けています。確認を担当する別の AI が、出典との一致を2回確かめたうえで公開しています。それでも誤りが残ることがあります。誤りにお気づきの場合は、運営者情報・編集方針のお問い合わせ先からお知らせください。語は、順次増やします。

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